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Author:メイプル
森山直太朗さんの歌と曲、パンづくりと下町と大きな木の傍と海辺が好き。活動的だが「のんびり」した性格。


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前の会社の上司に「1%クラブ」というのを教えていただき、
2011年はそれを初めて実践してみました。1%(ワンパーセント)
クラブ
とは、所得の1%を国際協力や社会のために寄付すると
いうものです。

最初は1%なら自分でもできるかな、と張り切っていましたが、
いろいろと出費がかさむ月などは、気持ちが後ろ向きになった
りもしました。でもなんとか2011年は、自分が応援したいと思う
団体に少しずつ寄付ができ、目標達成できました。

1%クラブに参加したことで(この活動を続けるためにも)
仕事を頑張ろうという思いがわいてきたり、自分や家族や友達や
身近な人以外の人のことにも思いをはせ、目には見えないつながり
を感じ、始めてよかったです。

いつかはもう少しこの比率を上げていきたいとも思いますが、
張り切り過ぎて途中でとん挫することないよう、まずは出来る
範囲で、今年も1%クラブを続けていこうと思います。
日比谷公園で開催された国際協力のイベント
グローバルフェスタJAPAN2011(グロフェス)」に行ってきました。

グロフェスは、毎年10月の第一週に日比谷公演で開催され、国際機関や政府、
NGOなど国際協力に取り組む団体が一堂に会する貴重な機会です。

今年のテーマは、東日本大震災を受け、途上国を含む海外の国々からも
たくさんの支援が寄せられたこともあり「絆〜私たちはつながっている 
世界は日本とともに。日本は世界とともに。」でした。

著名人によるイベントも複数開催され、道端ジェシカさん
トークショーと、ジェシカさんと一緒にするSTAND UPに参加してきました。


私は長年、バングラデシュという国とかかわりがあり、本日もバングラの手づくり
チャイとナンを食べました。ベンガル語(バングラデシュの公用語)でおいしいを
「モシャ」といいますが、本日も「モシャ、モシャ」でした。



       ノクシカタ


お土産に買って帰ったのもバングラのペンケースです。
ノクシカタという刺繍で(「ノクシ」はベンガル語で「縫う」、
「カタ」は「布」を意味します)、バングラの女性たちがこの
刺繍技術を身につけ、生計をたてています。

そのこ

児童労働問題に取り組むNGO「ACE」が今年6月に出版した絵本
『そのこ(晶文社、1500円)』。詩は谷川俊太郎さん、絵は
塚本やすしさんが担当されています。

物語は、先進国に住む「ぼく」が、西アフリカのガーナで
チョコレートの原産となるカカオ農場で働く「そのこ」の
ことを思っています。

・・・

そのこはとおくにいる

そのこはぼくのともだちじゃない
でもぼくはしってる

ぼくがともだちとあそんでいるとき
そのこがひとりではたらいているのを


・・・

        SONOKO


谷川さんのわかりやすい、優しい文章で「そのこ」と
「ぼく」がつづられています。塚本さんの斬新な絵で、
「そのこ」と「ぼく」の住む世界が描かれています。
未就学児から読めるような絵本です。


国際労働機関(ILO)によると、世界では2億1500万の
児童労働者がいるといわれています。

私も実際に、日本でコーヒーを購入しようと思ったお店で
「うちのコーヒーはアフリカの子どもたちが収獲をしており、
子どもたちはそのお金で学校に通えています」と店主がうれしそうに
話すのを聞き、複雑な思いになったことがあります。

バングラデシュの農村部で、家計を支えるために小学校を中退し、
一日50円で近所の畑に働きに出ていた男児に会ったこともあります。
(彼は、両親が「明日の50円よりも、このこの将来の
ためには勉強が必要」と考え直し、また復学をすることに
なりました。その新たな思いを話してくれた母親の顔は
とってもうれしそうでした)。

目の前にいない人のことを思う、思い続けるというのは
簡単なことではありませんが、この絵本を通して
「そのこ」を、「そのこ」の住む世界を、少しでも身近に
感じてもらえるのではないかなと思います。

『そのこ』は、You Tube でも見ることができます。
こちらは、やもり(森山良子さんと矢野顕子さん)の歌付きです。

タイ滞在7日目。本日はメソットから、バンコクへ
飛行機で移動です。実質5日間のメソット滞在で、ずいぶん
たくさんのことを目にし、話を聞き、考えさせられました。

飛行機が高度を上げて、メソット市内が小さくなっていく
光景を見ながら、ここで目にしたもの、出会った方々のことは
自分の心の中で過去のものとして小さくしてはいけないと
思いました。

いま自分がしていることをこれからも続けること、今回の
滞在中に目にしたことに対してできるアクションをとること、
日本で伝えること、そんなことをしようと考えながら
バンコクに戻りました。

現場から学んだことは多々あり、そして、一緒にタイを訪問
したメンバー方から学んだことも多々あり、このような機会が
持てたことに改めて感謝の気持ちです。
タイ滞在6日目。本日午前はメソット市内で、
ミャンマー・コミュニティやコミュニティを支援する
NGOを訪問しました。

午前中は、人身売買の被害者を支援するNGや、孤児院、
親が違法労働者としてタイに滞在している子どもたち
の学校を訪ねました。

午後から訪問したのは、ミャンマー(ビルマ)の
政治囚を支援する団体。ここで活動されている方々も、
ミャンマーで、政府から政治囚として収監された経験を持つ方々です。

ミャンマーの監獄がどのようにひどい状態
なのか、実際の監獄を再現した展示室もつくられて
おり、見学できるようになっています。

AAP2.jpg
現在、収監されている方の顔写真。

刑務所2
こちらはミャンマーの刑務所の独房を実物どおりの
大きさで再現しています。誰とも話せすことなく、この部屋に
何か月も、何年も入れられると精神的にまいってしまうのは
よく理解できます。

刑務所
こちらは刑務所の模型です。


刑務所の中での拷問に使われる器具の展示やイラスト
パネルもありました。見るだけで辛くなるような
もので、ここには「人権」がありませんでした。

知的感が漂う素敵な女性が施設の案内してくれました。
彼女も4年間、収監されていたそうです。時期を聞くと、
私が楽しく大学生活を送っていたころでした。自分が笑顔で
過ごしていた時期に、彼女は政治活動(政府批判)を理由に
収監され、苦しんでいたのです。申し訳ない気持ちになりました。

辛い過去、そして今も困難がたくさんあるはずの彼女ですが、
現実を受け止め、自分の正しいと信じることを、できることを
しようと、まっすぐ前を向いて活動する強さには凄いものを
感じました。

帰り際、私たちは彼女から「ミャンマーの政治囚の実情を
日本で少しでも多くの人に伝えてください」と依頼を受けました。

この依頼をまっすぐ受け止め、ミャンマーのニュースに
今まで以上に関心を持つと同時に、ここで見たこと、聞いた
ことを愚直に伝えていきたいと思います。
タイ滞在5日目。本日は、メソット市内から車で
4時間近くかかるウンピョン難民キャンプを訪問しました。

メラ難民キャンプはメソット市内からも1時間以内で
到着する「都心部」にあるとすると、ウンピョン難民
キャンプは郊外に位置します。実際、山に囲まれた
自然豊かな場所に立地していました。

難民キャンプ


難民キャンプ2


ここでは、財政支援が打ち切られて困窮する
学校の話、キャンプの中でレイプやDV被害を
受けた女性たちを支える女性の自助グループ
の話などを聞かせていただきました。

キャンプ内でも深刻な犯罪を犯した場合は、
キャンプ外に出てタイの司法制度で裁かれる
そうです。

数時間の滞在では、そんな混沌とした状況を
実際目にすることはありませんでしたが、一見、
平和に見える難民キャンプでストレスを抱えている
方が多くいらっしゃることは確かのようです。

一方で、女性自助グループの方々の「自分たち
(女性たち)は自分たち(女性たち)で守る」と
いう自信に満ちた顔も、印象的でした。
タイ滞在3日目。午前中は昨日同様、メラの難民キャンプを
訪問し、夕方からは、メソット市内で「違法移民」として、ごみ
山から使えるプラスティックなどを集めて生計をたてる
ミャンマー人コミュニティ、その子どもたちの学校を訪問しました。

ごみ山
メソット市内のごみが集められるごみ山

ごみ山2
ごみ山に少し近づいた様子


同じミャンマー人でも、難民キャンプに入れる人と、
違法移民として街中で生活をする人がいる。その
違いをある地元の方は「ミャンマー国内でマイノリティ
の少数民族は、マジョリティのビルマ民族から迫害を
受けているという構図がはっきりしているので難民
として扱われる。しかし、同じ紛争を避けて逃げてきた
ビルマ民族は、(迫害をしているとされるマジョリティ
のグループなので)難民とは認めらない」と説明を
されました。

ほかにも人身売買で連れてこられた方など、難民に
なれない方々には様々な理由があるようです。

ひどい臭気がするごみ山の横にテントを張って、
「違法労働者」として扱われる方々は生活をして
いました。そこに帰っていく子どもたちの姿を
見ながら、やるせない気持ちになりました。

「難民」=迫害の被害者で、保護の必要がある
「違法移民」=法律を破って他国で生活を続けている
というような言葉の定義では、簡単に区分できない
ものを感じました。
タイ滞在3日目。今回の主目的でもある、ミャンマー難民の方が
生活するメラ難民キャンプへ行ってきました。こちらは、2010年から
毎年30人がに日本へ第三国定住(移住)しいるキャンプです。

メラ難民キャンプは、1990年に7つの難民キャンプが統合して
設立されました。2010年12月現在、ここでは約4万5000人が
食糧配給を受け取っています。

難民の第三国定住は、私の大学院時代の研究テーマでした。
日本やカナダ、豪州など先進国に第三国定住した難民の方を
訪ねる機会は多数ありましたが、実際に、難民キャンプを
訪れるのは今回が初めてです。

  Thai refugee camps

驚いたのは、メラ難民キャンプは自分が想像していた
ほど悲惨な状態ではなく、食糧配給システムや学校運営
などもしっかり確立され、まるで一つの村のように普通の
生活があったこと。ここの商店で日本の女優・仲間由紀恵さん
と俳優・阿部寛さんのブロマイドまで販売されていたのには
本当に驚きました。

メラ難民キャンプはもう20年以上も存在して長期化している
ということもあるのでしょうが、道路も一部はしっかり
補正され、家もきれいに建てられていました。ケーキ
づくりや裁縫、理髪など、職業訓練も充実していました。

ケーキ2
職業訓練で焼かれたケーキ

ケーキ
ケーキを焼くオーブン

これまでのイメージとのギャップに驚く半面、
あることに気が付きました。ここでは食糧配給などで、
現時点で生きていく保障はされていても、ここで暮らす
方々は市民権も選挙権もなく、外を自由に出歩く
権利すらない。今の生活が続くことや将来の生活を
切り開ける保障はなく、明確な未来は描けない。

一見、平和に見える難民キャンプを歩きながら、
人が持つべき環境、権利がない難民の方の苦痛について
改めて考えさえられました。
タイ滞在2日目。首都バンコクから、タイ北西部の
メーソットへ移動しました。メーソットはミャンマー
との国境に位置し、多くのビルマ難民、ミャンマーの
(違法・合法)移民の方が多く生活されています。

本日はメーソット市内のミャンマーコミュニティの
学校や病院を訪問しました。

病院は米国など諸外国からの支援も受けて運営されて
おり、内科、外科、歯科から、エイズ病棟まである
総合病院です。

ここには、地雷被害者の義肢・義足をつくる施設、
病棟もあります。

地雷

病因の方によると、ミャンマーからタイに逃げてくる
最中に山を越える際、地雷被害に遭う方が多いと。
ホワイトボート=写真下=に義肢・義足を待つ患者の
一覧が記載されていましたが、その中には私と同世代
や私よりも若い方も含まれていました。

地雷2

両足とも義足で10年以上入院されている女性とお会い
する機会もありました。国を逃れ、両足を失い、入院
生活を続ける彼女にどんな言葉をかけていいものか
見つからずにいる私に、彼女の方から話しかけてきて
くれました。そして、小柄でやせ細った彼女の体の
どこにこんな力があるのだろうと驚くような、強い力で
私の手を握ってくれました。

(私はミャンマーの言葉がわからないので)通訳なし
では、彼女と言葉はかわせないのですが、彼女が握って
くれた強い手の力から、メッセージを送られたように感じました。

このメッセージは、しっかり日本に持って帰らなくては
いけない。私のこれからの生活でも忘れてはいけない。
そんなことを思っています。
本日から約1週間、タイのミャンマー難民キャンプに
行ってきます。難民の方たちの生活を目にし、生の
声を聞かせていただくことで、今夏もたくさんの学び
や出会いがあることと思います。楽しみです。

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