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Author:メイプル
森山直太朗さんの歌と曲、パンづくりと下町と大きな木の傍と海辺が好き。活動的だが「のんびり」した性格。


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森百合子さんの新刊『北欧ゆるとりっぷ 心がゆるむ北欧の歩き方』。
その中に素敵な言葉が紹介されていました。

一つはデンマーク語で心地よい時間をさす「ヒュッゲ」。
もう一つは、スウェーデン語でほどほど、ちょうど良いをさす「ラゴム」。

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頑張りすぎない、欲張りすぎない。ヒュッゲな時間を大切にしよう。

朝日新聞の元編集員で、元コラムニストで、アフロヘアの
稲垣えみ子さん。3.11の原発事故をきっかけに照明も、炊飯器も、
冷蔵庫も、洗濯機も…と少しずつ電化製品を手放され、生活もシンプル
にされ、50歳になったのを機会に会社を退職。

社会的信用も高い大手の会社をなぜ退職し、組織を離れたことで
何が変わり、何に戸惑い、そして何を得たのか。実体験をもとに
ユニークに、そして分かり易くまとめられています。なるほど~と、
制度的なことでもとても勉強になり、人生に向き合う気持ちの上でも
学ぶことが多かったです。

高額の給与、会社の家賃補助付きで住めていた高級マンション、
〝散財〟してきたお買い物(退職より10年前くらいにすでにこちらは
やめられたようですが)、社会的信用…たくさんのものを失ったが
「私は幸せ」と言います。

守られた給与、高級な住宅はなくなったが、自由を手に入れ、家事
や大好きな料理をする時間が増え、ストレスがなくなったおかげで
健康への自信も湧いたそうです。「仕事」を再定義し、自身の〝仕事〟と
今は真摯に向き合われて、本も2冊出版されました。

幸せか、幸せでないか。これは人の数だけ価値観がある。
なんとなくの日々の安定を死守し、その他の煩わしさは見て見ぬ
ふりやのみ込む。きっとこんなことの方が大多数だろうけれど、あえて
自分の心にメスを入れて、その中にある〝大切なもの〟〝守りたい
もの〟に目を向けて、まっすぐ向かい合い、手を伸ばした。それをおもしろ
おかしく、〝名文家〟の腕でユーモアを交えながら執筆されています。

稲垣えみ子さんというジャーナリストに尊敬の念がつきません。
著書はおもしろかった。そして、退職日に執筆されたコラム『寂しさ
を抱きしめて』も素敵でした。きっとまだまだ面白い文章や刺激を
社会に与えてくれそうな気がします。そして、こういう正直で、損得で
物事を考えず、だけど自分をしっかり持ち、仕事に真摯に向き合う
方が報われる社会であってほしいと切に願います。

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